「フランス革命戦争の結果とその影響は何だったの?」という問いに対する回答になります。戦争がもたらした領土の変化、革命理念の拡大、ナポレオン台頭など、ヨーロッパ全体への影響を解説します!

フランス革命と戦争・内戦に関する一問一答
「フランス革命軍は義勇軍だったの?」という問いに対する回答になります。義勇軍の誕生、徴兵制度の導入、ナショナリズムの高揚などに着目し、フランス革命軍の実態とその歴史的意義について理解をいっそう深めて行きましょう!
フランス革命軍って、義勇軍みたいな人たちが集まって戦ったイメージだけど、本当にそうだったの?
フランス革命軍の始まりは確かに義勇軍の要素が強かったんです。フランス革命が勃発した直後、国を守るために自由と平等を掲げた市民たちが自発的に集まりました。
特に、1792年にオーストリアやプロイセンとの戦争が始まると、国民の中から多くの義勇兵が立ち上がり、有名なマルセイユ義勇軍などが活躍しました。彼らが歌った「ラ・マルセイエーズ」が後にフランスの国歌になるなど、ナショナリズムを象徴する存在となったわけです。
マルセイユ義勇軍の出発 1792年
フランス革命軍として活動したマルセイユ義勇軍がパリへ向かうシーンを描いた彫刻。この作品はフランソワ・リュードによりアルク・ドゥ・トリオンフに刻まれており、革命の精神を象徴している。
(出典:Creative Commons CC0 1.0より)
ただし、その後の戦争が激化するにつれて、単なる義勇軍だけでは戦力が足りなくなりました。これを受けて、1793年には徴兵制度である「国民皆兵」が導入され、プロの兵士と義勇兵が混在する形で革命軍が組織されるようになります。
そして革命軍は軍事訓練を受けながら、国内外の戦場で力を発揮。その戦いぶりはナポレオンの登場を準備するものとなり、フランスの軍事力を世界に知らしめる結果をもたらしました。
つまり、フランス革命軍は義勇軍から始まりつつ、次第に国家を支える正規軍へと変貌を遂げていったのです。この変化こそが、フランス革命軍の大きな特徴だったといえるでしょう。